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  • Writer's pictureYumi Kashihara

【アメリカ留学記2】vol.5 地理学部…何を勉強するの?2021年秋学期の履修内容を紹介します

みなさんこんにちは、ユミです。

ミネソタでは気温が摂氏-10度を行き来し始めました。


もうすぐ大学の冬休みが始まりますが、私はすでに最後の期末課題を終え、一足先に冬休みを楽しんでいます。



今回のブログでは、2021年秋学期に私が履修していた授業を紹介したいと思います。

私は地理学部(Geography)を専攻しているのですが、学部の話をするとほとんど100%の確率で「どんな授業を取っているの?」という質問をされます。

このブログ記事はその質問の回答の一部になります。


昨年、ユタ大学で勉強していたときにも同じような記事を書いていましたが、現在在学中のミネソタ大学でもこの紹介をぜひ続けていきたいと思います。


将来、留学を考えている人はもちろんですが、大学教育や学問に興味がある人はぜひ、最後まで読み進めてください!


履修した授業は以下の5つです。


1. Humans and Hazards (人間と災害)


2. Political Ecology of North America (北米の政治的生態学)


3. Frameworks of Sustainability (持続可能性/サステナビリティの枠組み)

4. History of Media Communication (メディアコミュニケーションの歴史)


5. University Writing (学術的なライティング)




1. Humans and Hazards (人間と災害)

この授業では主に自然災害や伝染病のパンデミックなど、人間や人間以外の生物の生活を脅かす災害や危機について学びます。


10~15人程度の小さなクラスで、ディスカッションがメインとなっていました。


また、授業と並行して、ファイナルプロジェクトのためにリサーチをしたり、地図を作ったり、ウェブサイトをデザインしたりもしました。

Photo by Marcus Kauffman on Unsplash

私のグループはミネアポリスのヒートアイランドや気温上昇をテーマに、ファイナルプロジェクトに取り組みました。


台風、山火事、洪水、干ばつ、新型コロナウイルスなど様々な災害についてディスカッションをしましたが、この授業をきっかけに、特に自然災害について興味を持ち始めました。


今後も自然災害について自分でも知識を増やしていきたいと思います。



2. Political Ecology of North America (北米の政治的生態学)

Political Ecologyとは何だ…と思いつつ履修することに決めたこの授業は、主に人間や自然がどのように政治(政策や法律など)の影響を受けているか、どのような関係性が構築されているかなどについて学びます。


Photo by Marcin Jozwiak on Unsplash

例えば、環境問題や災害は人種、性別、収入、地理的環境、家族構成など…数えきれないほどの要因が複雑に絡み合って構成されています。


その解決にはどのようなアプローチが必要かをディスカッションを通して考えました。

また、人間と自然がどのような関係を築いてきたか、その関係がどのように変化してきたかについても話をしました。

過去の自然災害や環境汚染問題など、実際の事例を用いてディスカッションや講義が行われたので、とても興味深く、私はこの授業が特にお気に入りでした。



3. Frameworks of Sustainability (持続可能性/サステナビリティの枠組み)

こちらの授業はサステイナビリティについての基礎知識を身につける授業になっています。 この授業の特徴はなんといっても、毎週課題として出される13~15個のリーディング。 それぞれ、サステイナビリティに関連した記事もしくは論文の一章で、浅く広くサステイナビリティについて学ぶ授業になります。

Photo by rafael albornoz on Unsplash

基本的に先生からの講義はなく、週2回のディスカッションとアクテビティがメインでした。 講義が好きな私にとっては少し物足りない授業でしたが、幅広い知識を得るという点ではとてもいい授業でした。 以下に、いくつか私が気に入った記事をシェアするので、興味がある人はぜひ読んでみてください!

(もちろん全て英語ですが、記事自体は全て短いのでサクッと読めます。) Awesome Awe: The Emotion that Gives Us Superpowers. (by Jo Marchant, 2017). Cage Wars (by Deb O Unferth, 2014). Quicksilver & Gold: Mercury Pollution from Artisanal and Small-Scale Gold Mining (by Charles W Schmidt, 2012).


4. History of Media Communication (メディアコミュニケーションの歴史)

名前の通り、この授業ではコミュニケーション技術の歴史を学びます。 文字の発明から電信機、蓄音機、携帯電話など本当に様々なコミュニケーション技術を取り扱い、それらがどのように社会に影響を与えてきたかについて考えます。

Photo by dole777 on Unsplash

私が特に面白いと思ったのはインターネットの発明とソーシャルメディアが及ぼしてきた影響と社会問題。 身近な内容だったので、デジタル社会と自分の関わり方について深く考えさせられました。


5. University Writing (学術的なライティング)

これの授業は学部に関係なく必修になっていて、今学期から編入したての私も真っ先に履修することに決めました。


Photo by Kaitlyn Baker on Unsplash

思っていたよりも文章の構成や文章の書き方には重点をおかず、様々なライティングスタイルに慣れることに重きを置いていた気がします。


この授業は全てオンラインでしたが、クラスメイトたちとの関わりが多く、フィードバックもたくさんもらえたので、ライティングのスキルを伸ばすためにはとても良い授業でした。



簡略化しまくりの説明でしたが、私が秋学期に履修した5つ授業を紹介しました。


アメリカの大学がどのような授業を提供しているかが少しでも伝わったら幸いです。


来学期も同じように履修した授業を紹介できたらいいなと思います。



...



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ミネソタに来てから滞りがちのブログですが、少しずつでも記事を書き続けていきたいと思います。

ユミ

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