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  • Writer's pictureYumi Kashihara

【アメリカ留学記2】vol.9 地理学部満喫。2022年春学期の履修授業


みなさんお久しぶりです、ゆみです。


日本にいる家族や友人から桜の写真がたくさん送られてきたのを見る限り、日本では春真っ定中なのではないでしょうか。(写真を送ってくれたみなさん、ありがとうございます!)


ミネソタ州ではまだ春は来ておらず…。数日前も普通に雪が降っていました。笑


そんなミネソタの長い冬に耐えながら、今学期はインターンシップやアルバイトの面接、課外活動などなど、さまざまなことに取り組んでいます。


久しぶりの投稿、何を書こうかと少し考え…。


ユタで留学を始めてから毎学期シェアしている履修授業を紹介することに決めました。


みなさんに面白い授業を紹介できるのはもちろんですが、将来私自身がが大学生活を振り返ることもできると思うので、このシリーズ(?)は卒業まで続けていきたいと思います。


2022年春学期

  1. Biogeography (生物地理学)

  2. Geography of Tourism/Travel (観光の地理学)

  3. Environmental System and Global Change (環境システムと地球規模の変化)

  4. Sustainable Communities (サステイナブルなコミュニティ)

  5. Urban Environment (都市における環境)




1. Biogeography (生物地理学)


この授業は、必修分野を埋めるために履修している言わば一般教養科目で、週二回の授業と週一回の実験セットになっています。


授業では、地球の自転・公転や地軸、緯度など、生態系に影響を及ぼす様々な要素について学んだあと、生態系の仕組みや地理がどのように関係しているかなどを学んでいます。


Photo by Coralie Meurice on Unsplash


実験では、エクセルを使ったデータ分析を中心に毎回、実験レポートに取り組んでいます。


例としては捕食者・被食者の個体の変化や、環境の変化に伴う個体群の平均体面積の変化など…。


この授業は私の好きな教授が持っているというシンプルな理由で履修することに決めましたが、テストが多く、成績面でちょっと響きそうな授業です。


しかし、高校で習った内容も多く、地理や生物の基礎を磨くという面では良い授業だと思います。





2. Geography of Tourism/Travel (観光の地理学)


今学期の履修内容で一番面白く、一番つまらない授業がこの観光の地理学という授業です。


旅行や観光における倫理問題を中心に勉強しています。


自分や友達の経験を直に反映することができる授業内容なので、旅行について考えさせることが多いクラスです。



Photo by Elizeu Dias on Unsplash


その反面、先生の授業はとても淡々としていて、たまに集中するのに苦戦します…。


また、先生のコミュニケーション不足や著しい整理整頓不足が煩わしいことも多いです。笑


ここまで不満ばかりになってしまいましたが、この授業で私が楽しみにしているのが学期末レポート。


自分の好きな国や地域を選んでその場所の観光業を取り巻く問題についてレポートを書きます。


私はモロッコの観光における環境問題について書こうとプランを立てています。





3. Environmental Systems and Global Change (環境システムと地球規模の変化)


土壌の性質、水の循環、窒素の循環、バイオームなどなど様々なことを学ぶこの授業は"ザ・地理学部の授業"という印象が強いです。



実際のノートをチラ見せ。図やグラフでの説明が多く、ノートにお絵描きしまくりです。


この授業は私にとって唯一の完全オンラインという形で、時間を見つけてコツコツ課題や授業に取り組んでいます。


オンラインの授業を嫌っている方も多いかもしれませんが、この授業はとても良く整理がされていて、学んだことがきちんと自分の知識になって積み重なっている気がします。


学期末には自治体の環境部門で働くことを想定して、自分が決めた自治体(私は前の留学先のソルトレイクシティにしました)の環境問題や今後の取り組みをレポートにします。





4. Sustainable Communities (サステイナブルなコミュニティ)


この授業は私の副専攻、サステイナビリティ学(持続可能性学)のための必修の授業となっていて、今学期履修することを決めました。


学期後半となる現在は、ミネソタ州内の地域を一つ選び、その地域内におけるサステイナビリティに関する問題をまとめてレポートにします。


環境問題だけでなく、先住民の人々の権利や社会的待遇についてもリサーチします。



Photo by Manny Becerra on Unsplash


サステイナビリティ学必修授業面白いところは、様々な分野からの学生が多く集まっているところ。


特にデザイン学部や建築学部、工学部の人が多く、その人たちがそれぞれの学部で学んだ持続可能性に関する知識をシェアしてくれるので、とても勉強になります。





5. Urban Environment (都市における環境)


ゲストスピーカーの数が歴代ダントツ一位(私の学部生活において)の授業がこのUrban Environment。


都市や郊外における水質汚染、空気汚染、土壌汚染などの問題やグリーンスペースの配置について考える授業になっています。



Photo by Thomas Le on Unsplash


ほぼ毎週、様々な自治体の環境部門や非営利団体からのゲストスピーカーが、現在のミネアポリスとセイントポール(ミネソタ州の二大都市)における様々な問題およびそれに対する取り組みについて講義をしてくれます。


意識の高い学生がとても多く、質問やディスカッションの量も多い授業になっていて、毎回授業に参加するのが楽しいです。



 

以上、アメリカの大学に通う地理学部生の春学期の授業履修内容をご紹介しました。


日本語で地理と聞くと地図や地形などを思い浮かべてしまいがちですが、地理はとても奥深く幅広いです。


そんな地理学に魅了されまくり、今学期もミネソタ大学での勉強をとても楽しんでいます。


勉強以外のことにやや苦戦しがちのミネソタ生活ですが、これからも頑張っていきたいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


次回もお楽しみに!


ゆみ


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